第18回群馬県ガールズU12サッカー大会

“フットボールの目的は点を取られずに点をとることである。”

本から抜粋した言葉です。
点を取られても点を取り返せばいい。とよく言うけれど本質は違う。

“点を必死にとりにいく”のと同様に”必死に点をとられるのを防ぐ”姿勢がとても大切。

サッカーと言えば点をとるストライカーやチャンスメーカーについ目がいってしまう。それが故にまだまだ選手達にもディフェンダーやキーパーは人気がない。

ディフェンダーやキーパーは試合中大半の時間一生懸命無失点で守っていても、ひとつの自分のトラップミスで失点してしまえば自分のせいだと自分を責めることになる。

だけど、ディフェンダーが安定しているチームは強い。

ラインコントロール、マークの把握、前線が詰まってる時のやり直し、空いてるスペースを見つけてスルーパスもだす。
いろんなことをやらなきゃいけない。
だからこそ賢くて、サッカーを知ってる子にしかできないし、後ろから見て考えられる選手じゃないと出来ない。

女子チームでディフェンダーを育てるの難しいなぁといつも悩んでいたけど、今大会の主力の3バックは今までで1番のできだったと思う。
ディフェンスラインでのサイドチェンジ、センターバックからのスルーパス。

また、ディフェンス時の対応も。特にうちのサイドバックはでかくも速くもないけど、それを感じさせないポジショニングを含む賢いプレーができていたと思う。
もちろん欲を言えばもっとこうしたらなぁってたくさんあるけど。笑笑

半年前からは考えられないほどいいディフェンダーになっていた3人の姿はとても心強かったなぁ。

そして、キーパーも4年生ながらチームのピンチを何度も救ってくれました。

なんでこんなこと言うかって言うと
キーパーかっこいい、ディフェンダーかっこいいってもっと気がついて、誇りを持ってプレーしてほしいのとそんな選手をみてあんなディフェンダーになりたい。あんなキーパーになりたい。ストライカーとかチェンスメーカーだけじゃなくて、そういう風な流れが作れたらなぁって思ったんです。

そんな風にサッカーをどんなポジションでもそれぞれがちゃんと楽しんでくれるような組織になっていきたいなと思ってます。

そのためにもっともっといろんなことを教えてあげないとなぁって思います。